AMC Connect AMC + ローランド ディー.ジー. UVプリンターMO240 基本ワークショップ
AMC Connectプロジェクトの一環として、AMCで導入しているUVプリンターやNC切削機の製造・販売を手掛けるローランド ディー.ジー.社との合同ワークショップを実施しました。
今回はAMC Connect企画としては初となる、民間企業とのコラボレーションでした。
参加者は全15名で、学部1年から博士3年生まで幅広い学年から参加がありました。
AMCではVersaOBJECT LEF2-200というUVプリンターを3年前から導入してきましたが、このたびVersaOBJECT MO-240という新しい機種に入れ替えとなりました。これらはいずれもローランド ディー.ジー.社の製品であり、他にもAMCでは小型カッティングプロッターやNC切削機などのローランド ディー.ジー.製品を利用させていただいてきました。
今後ローランド ディー.ジー.社との教育研究分野での共同研究等、単なる製品の製造者・利用者という関係とは異なる連携の可能性を模索するなかで、その第一弾として実現したのが、今回の『新型UVプリンター 基本ワークショップ・相談会』となります。
UVプリンタは木材・金属・プラスチックなどの素材や、立体物で高さがあるものなど通常のプリンタでは印刷が難しい物に対しても印刷が可能で、扱い方次第では光沢などの質感や凹凸の表現も可能なプリンタです。
今回はローランド ディー.ジー.社から講師をお招きし、UVプリンタを全く使ったことがない方や新型機にいち早く慣れたい方を主な対象として、その基本的な扱い方を学ぶことのできるワークショップを開催しました。
まず座学の部では新型機MO-240の基本的な扱いの説明がありました。
その後2グループに分かれ、学生が持参したマテリアルに実際に印刷を行いながら、機材の特性を説明するデモンストレーションが行われました。ミラーペーパーや、日本画で用いられる絹本など様々な素材が持ち込まれました。
印刷を待っているグループは、MO-240のほかにローランド ディー.ジー.社の持つ様々な工作機械(セラミック3Dプリンター、エンボスプリンターなど)の紹介を受けながら、作品制作への応用可能性などを検討する座談会を行いました。機材の特性について多くの質問が集まるなど、活発な議論が行われました。
AMCとローランド ディー.ジー.は今後も継続してワークショップ等の企画を連携実施する予定です。