AMC Connect AMC + CCBT + 東京文化会館

AMC Connectのプロジェクトの一環として、2022年10月に渋谷にオープンしたシビック・クリエイティブ・ベース東京(CCBT)と共に、東京文化会館のミュージック・ワークショップの新たなプログラム開発を進めています。

シビック・クリエイティブ・ベース東京(CCBT)は2022年10月に渋谷にオープンした、デジタルテクノロジーの活用を通じて、人々の創造性を社会に発揮する(シビック・クリエイティブ)ための活動拠点です。

今回、CCBTと同じく東京都歴史文化財団が運営する、東京文化会館のミュージック・ワークショップのプログラムとして、ろう者と聴者が共に音楽を体験できるワークショップの開発の中で、デジタルテクノロジーを活用した新たな体験の探求のためにAMCとCCBTが協働することになりました。

2023年2月にプレ研究会としてをワークショップのための技術体験会を実施しました。

6月以降の研究会の様子は、CCBTウェブサイト上のリサーチ・ノートとして公開されています。

2023/02/14 プレ研究会:ワークショップのための技術体験&研究会

2023年2月14日、CCBTにてワークショップの概要を共有すると共に、音や音楽を視覚、触覚など他の感覚に変換したり組み合わせたりする技術のデモンストレーションと意見交換が行われました。

触覚の伝送技術としては慶應義塾大学の仲谷正史、南澤孝太、東京大学の筧康明などが中心等なって開発したTechtile Toolkitをベースにしたものを紹介しました。Techtile Toolkitは触覚を伝える信号をマイクロフォンやスピーカーをインタフェースとして用い、音声信号として、伝えたり、記録・再生できるものです。

また、同様の低周波振動を伝えることに特化した振動スピーカーを用いることで、音楽を聴覚以外の体験として捉え直す可能性を探りました。

また、iPhoneの加速度センサーを用いて、体の動きを音や振動、ビジュアルにマッピングし、感覚同士のインタラクションを実現するための基礎的な仕組みをデモンストレーションしました。

今後も引き続き共同してWS開発を続けていき、2023年度中のWS開催を目指しています。

また、AMCとCCBTは2023年度も継続して連携したプロジェクトを行う予定です。