【イベントレポート】2025年度夏期公開講座「ペンプロッターと[コード/アルゴリズム]で自然を描こう」

実施概要

本講座ではコンピュータで指示して絵を描く装置「ペンプロッター」とオリジナルのWeb支援ツールを使って、自然物や生き物の模様を紙に描画するワークショップを行いました。

開催日時:2025年7月26日(土) 13:00〜17:00

開催場所: 芸術情報センターラボ

参加者数: 9名

講座内容

自然界にみることができる美しく複雑な模様・パターンのなかには、コンピュータに与える単純な指示の繰り返し(=アルゴリズム)によって描くことのできるものが少なくありません。簡単なプログラミングで絵を描くことで、自然のパターンが生まれる過程を体感できるような講座となることを狙いとして実施されました。

講座の主な流れ

  • ラボ紹介: AMCラボにある設備(プロッターに限らない)や、それで作ったものの紹介。
  • 事前講義: プロッターを動かすコード(hpglなど)の仕組み紹介や、コードで絵を描くとはどういうことかをConditional Designに基づいて手で実体験。L-Systemやフラクタルなど、アルゴリズムで表現可能な自然界のパターンをコードで表現してみる。
  • 自由制作:p5jsベースの専用支援ツールを使って、ペンプロッター用のデザインを制作。
  • 作品完成:終了時刻まで制作したのち、作品の写真撮影。


今後の展望

プログラミング経験者の方にとっては簡単すぎる内容だったという指摘もいただいたものの、プログラミングが初めての方やペンプロッターを初めてみたという方には好評をいただきました。今後は当日に利用したプログラミング支援ツールの改良・公開を進めながら、プロッターメーカーの方とも協働した発展的なワークショップの企画へ繋げられたらと考えています。

・当日に利用したペンプロッター用・プログラミング支援ツール
https://plotter-playground.pages.dev