【イベントレポート】2025年度夏期公開講座「3Dプリンタでオリジナル小物ケースを作ろう」
実施概要
2025年のAMC夏期公開講座として、3Dプリンタを使用し、ものづくりの楽しさとデジタル・ファブリケーションの面白さを体験していただくことを目的にした講座を実施しました。中学生から大人まで、幅広い年齢層の方にご参加いただきました。
開催日時:2025年8月3日(土) 13:00〜18:00
開催場所: 芸術情報センターラボ
参加者数: 13名
講座内容
講座では3Dデータの作成方法についての簡単な講義を行い、その後、参加者それぞれにオリジナルの小物ケースの制作に取り組んでいただきました。講義終了後も参加者の方が3Dデータ作成方法を応用できるよう、3Dデータ作成ツールとしてTinkerCADを利用しました。
データの作成ができたら、とにかく3Dプリントしながら、時間のあるかぎりトライアンドエラーを繰り返してものづくりを実践する方法でオリジナルの小物ケースを作りました。
講座の主な流れ
- 事前講義・制作手順の説明:データ作成の方法のレクチャー
- デザイン: TinckerCADを利用しながらデータ作成の実践
- フィラメントの選択:好きな色のフィラメント(3Dプリンタの素材)を選ぶ
- 3Dプリント: 3Dプリントの実践
- 作品完成:参加者の皆さんで鑑賞


今後の展望
3Dデータの作成から、3Dプリントまで様々な課題はありながらも、一通り体験いただくことができました。どうしても出力に時間がかかってしまう3Dプリンタの特性や、三次元データの専門的な特徴を含めた制作を経て、難しさを実感することと共に、出力ができた時の達成感を皆様と体感することができました。
一方でワークショップ実施後のアンケートでは、難しさと向き合いながら達成できる方もいれば、難易度の高さから逆に技術へのハードルを感じてしまう方もおり、ワークショップとして、よりスムーズなデータ作成とプリントをすることを目指して改善していきたいと考えています。