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中山 晃子/Akiko Nakayama
中山 晃子 Akiko Nakayama
画家。色彩と流動の持つエネルギーを用い、様々な素材を反応させることで生きている絵を出現させる。
絶えず変容していく「Alive Painting」シリーズや、その排液を濾過させるプロセスを可視化し定着させる「Still Life」シリーズなど、
パフォーマティブな要素の強い絵画は常に生成され続ける。
様々なメディウムや色彩が渾然となり、生き生きと変化していく作品は、即興的な詩のようでもある。
鑑賞者はこの詩的な風景に、自己や生物、自然などを投影させながら導かれ入り込んでいく。
1988年生
略歴
2014 東京造形大学 造形学部美術研究領域 修士課程修了
2018 LAB30 メディアアートフェスティバル/ ドイツ
2019 Alive Painting アルスエレクトロニカ Deep Space 8K / オーストリア
2019 MUTEK Montreal / カナダ
2021 CURRENTS NEW MEDIA 2021 / US
イベント情報:
日時:2022年5月28日(土) 15:00-18:00
出演:中山晃子
15:00-16:00は公開リハーサルの時間となりますが、本番と同様にご鑑賞いただけます。
本イベント中は会場設備の都合上、古澤龍の作品上映を停止いたします。あらかじめご了承ください。
本イベントは展覧会の予約でそのままご鑑賞いただけます。イベント日時に合わせてpeatixからご予約ください。 -
久保田 絵美/Emi Kubota
久保田 絵美/Emi Kubota
ソプラノ歌手。肉声をルーツとした新たな表現作品を研究している。
自身の肉声による生演奏と、前後左右上下に設置された25台のスピーカーからの立体音響再生によるパフォーマンス展示。 自然環境の音空間を展示室内で再構築し、その中でソプラノ歌手が歌うとき、どんな音風景が再編されるのだろうか。18歳より声楽を始め、東京藝大声楽科卒業。オーストリア国立モーツァルテウム藝術大学修士課程首席修了、モーツァルト歌手として理想的な歌声と評される。ドイツミュンヘンの殿堂ヘラクレス王宮ホールにてヨーロッパ主役デビューを飾り、ミュンヘンフィル、ザルツブルク大聖堂等で多数ソリストを務める。レパートリーは六カ国語の使用言語で古楽から現代作品まで多岐にわたる。文部科学大臣賞友愛ドイツ歌曲コンクール学生部門最高位、プラハ国際Duscheck モーツァルトコンクール第三位他国内外で受賞多数。2021年より東京藝大AMC研究助手に着任。
イベント情報:
概要:ソプラノ歌手とチェロ奏者と25台の立体音響によるパフォーマンスコンサート
日時:2022年5月24日(火) 12:00 以降会期中ランダムに開催(各1回15分)
出演:ソプラノ 久保田絵美、チェロ 飯島哲蔵(新日本フィル)
立体音響 協力:東京藝大音楽環境創造科プロジェクト音響⻲川研究室
本イベント個別の予約は必要ありません。確実にご覧になりたい方はイベント日時に合わせてpeatixからご予約ください。
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横川 十帆/Juppo Yokokawa
横川 十帆/Juppo Yokokawa
イカの色素胞を用いた映像表現を行う。
愛媛県松山市生まれ
2020年3月 九州大学芸術工学府 修士課程修了
2020年4月より東京藝術大学芸術情報センター 教育研究助手イベント情報:
概要:横川十帆によるイカを使ったライブパフォーマンス
日時:2022年5月21日(土)15:00-15:20、2022年5月22日(日)15:00-15:20
5/20更新:21日のライブはイカの不漁により中止となりました。22日のライブについてはまた明日21日にtwitterまたは当ウェブサイトで告知いたします。
5/21更新:イカの入手目処が立ったため22日のライブは開催を予定しておりますが、当日の天候や入荷されたイカの状態により急遽中止となる場合もございます。どうぞご了承の上お越しください。
5/24更新:無事イカが入手できたため22日のライブは開催することができました。ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
出演:横川十帆、イカ
配信未定、イカの入手状況により急遽日程が変更となる可能性がございます。また、本イベント中は会場設備の都合上、古澤龍の作品上映を停止いたします。あらかじめご了承ください。
本イベントは展覧会の予約でそのままご鑑賞いただけます。イベント日時に合わせてpeatixからご予約ください。
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岩崎 広大/Hiromasa Iwasaki
岩崎 広大/Hiromasa Iwasaki
昆虫が秘めているイメージを可視化させることをコンセプトとして映像作品を制作している。
シリーズ「かつて風景の一部だったものに、風景をプリントする。」では、昆虫標本に、その昆虫が採集された土地の風景をプリントしている。1994 東京生まれ
2017 東京藝術大学 美術研究科 油画専攻 博士前期課程 入学
2021 東京藝術大学 美術研究科 油画専攻 博士前期課程 修了
主なグループ展 2021「Over the fence」2020「imshow」Photo:Ujin Matsuo
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浦川 大志/Taishi Urarkawa
浦川 大志/Taishi Urarkawa
iPhoneなどから取得された情報やモチーフ、Photoshopなどのペイントソフトのデジタル的なグラデーションの筆致、それらをゲームやGoogleマップなどに見られるような仮想空間のような風景の中に配置させていき、現実とズレた景色を立ち上げていく。インターネットやデジタルデバイスなどの影響下にある現代の知覚や認識のあり方を絵画に反映し、現代社会の風景を覗くための窓としての絵画表現を追求する。
1994年福岡県生まれ
2017年 九州産業大学卒業
2018年 「VOCA展2018」上野の森美術館
2019年 「終わるまで終わらないよ」熊本市現代美術館
2021年 「浦川大志×名もなき実昌展~異景への窓~」大川市立清力美術館 -
江﨑 文武/Ayatake Ezaki
江﨑 文武/Ayatake Ezaki
本作は江﨑によるミュート・ピアノの即興演奏をそのまま録音したインプロヴィゼーション・シリーズの第1弾。タイトルには、“音楽に身を委ねるひとときが、生活における小さな休憩、日本語の「読点」のような役割を果たすように”という願いが込められている。全6曲のレコーディングは奈良に拠点を置く多面体・無指向性スピーカー・ブランド〈listude〉(fka. sonihouse)の協力の下、同ブランドのアトリエにて行われた。冬の空気や陽光、奈良の土地に流れる穏やかな時間を丸ごと取り込んだ、静かなぬくもりを感じる仕上がりになっている。
東京藝術大学での展示に際し、レコーディングでも用いたスピーカーを奈良から運搬・設置した。レコーディング当日の“音の擬風景”を感じ取って欲しい。
カバー・アートワークは前作シングル「常夜燈」に続いてデザイナー・佐藤裕吾、録音/ミックス/マスタリングをサウンドエンジニア・佐々木優がそれぞれ担当した。音楽家。1992年、福岡市生まれ。
4歳からピアノを、7歳から作曲を学ぶ。東京藝術大学音楽学部卒業。東京大学大学院修士課程修了。WONK, millennium paradeでキーボードを務めるほか、King Gnu, Vaundyなど数多くのアーティスト作品にレコーディング、プロデュースで参加。
映画『ホムンクルス』(2021)をはじめ劇伴音楽も手掛けるほか、音楽レーベルの主宰、芸術教育への参加など、さまざまな領域を自由に横断しながら活動を続ける。
2021年、ソロでの音楽活動をスタート。2022年、自身初のインスタレーション作品“None Session”をSony Park Miniにて発表。 -
C.O.P.Y.
C.O.P.Y.
複製の概念を捉え直すプロジェクト。表現の手段ではない、プリンター自体が作品と直結するような関係構築を目指し、主に出力装置を用いた実験的な制作を行う。主催の2人を中心に、グラフィックデザイナー、サウンドクリエイター、空間デザイナーなど、毎回異なるメンバーによって構成され進行する。
2021年結成
2022年2月ニュースペースパにて制作過程を含む作品群copy①を展示、発表。
同年6月から中国杭州B1ockにてcopy①巡回展を開催予定。 -
積彩/Sekisai
積彩/Sekisai
3Dプリンティングを専門領域としたデザインファブリケーションスタジオ。
3Dプリンティングでしか成し得ないような造形/色彩表現を探求する中で生まれたのは、繊細なプリーツを立体表面に配することでもたらされる「みる角度によって色が変化する」視覚効果であり、これによってまるでCGを見ているかのような物理現象を創出させている。2021年設立。
TOYAMA DESIGN COMPETITION 2020 グランプリ受賞、第21回 CS Design Award 学生部門金賞受賞など -
布谷 麻衣/Mai Nunoya
布谷 麻衣/Mai Nunoya
鑑賞行為が作用することで、一見整って見えるモノが「異常」さを露呈する。行為によって周縁の見え方ごと「崩壊」させてしまうような、鑑賞行為が作品自体の変容を導く制作を行う。言葉の連なり、本、香りなどをキーワードに制作を継続中。私家版のzine『私は魚が好きではない』(2021-継続中)、共同制作としてネットプリントを使って定期刊行するzine『僉』(2020-)を発行。臼井達也との二人展「ハードハードルハードリング」(アトリエ滝口, 2019)など。
1996年生まれ
東京藝術大学美術学部先端芸術表現科 卒業
東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像 在籍「古書ノ香」イメージ Photography by Hiro Igarashi
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沼倉 真理/Mari Numakura
沼倉 真理/Mari Numakura
光を扱ったインスタレーション作品を制作。
太陽光や建築照明がもたらす、日常生活でふと目に留まる光の現象を、鑑賞空間に再構築することを試みている。1991年生
2015年 東京藝術大学美術学部デザイン科卒業 / 同卒業作品展「藝大デザイン賞」受賞
2015年 21_21 DESIGN SIGHT企画展「動きのカガク展」出展
2015年 神戸ビエンナーレ2015国際コンペティション「神戸ビエンナーレ大賞」受賞
2017年 東京藝術大学大学院デザイン専攻修了 / 同修了作品展「サロン・ド・プランタン賞」受賞
照明メーカー勤務を経て、
2021年 東京藝術大学芸術情報センター教育研究助手就任 -
花形 槙/Shin Hanagata
花形 槙/Shin Hanagata
テクノロジカルに加速する資本主義社会における、自-他の境界、人間-非人間の境界の揺らぎに対する関心のもと、「私」でなくなっていく/「人間」でなくなっていく肉体のための装置の開発・実践・提供を行う。
1995 東京都生まれ
2020 慶應義塾大学SFC卒業
2022 多摩美術大学大学院情報デザイン研究領域修了
第25回文化庁メディア芸術祭アート部門新人賞
CAF賞2021 岩渕貞哉審査員賞
最近の発表に、「Stilllive: Performance Art Summit Tokyo 2022」ゲーテ・インスティトゥート東京、「Agoraphobia」隅田公園 Token Art Center、「肉体逃走合宿」F/Actoryなど。イベント情報:
概要:花形槙「still human」パフォーマンス
日時:2022年5月27日(金) 15:00-18:00, 2022年5月28日(土) 15:00-18:00
実践者:齊藤コン
2階展示ブース周辺をstill humanが歩き回ります
本イベント個別の予約は必要ありません。確実にご覧になりたい方はイベント日時に合わせてpeatixからご予約ください。メインイメージ Photography by Yulia Skogoreva
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パク・サンヒョン/Sanghyun Park
パク・サンヒョン/Sanghyun Park
個のアイデンティティと社会や土地との相即不離な関係を一つの風景として捉え、形あるモノに移す取り組みを行う。実在するものとして認知された風景が、時間と共に咀嚼されることで意味を成すプロセスに注目する。なお、他国で暮らす異邦人であり、クィア当事者である自身の置かれた状況を、内容と形式の両方面から彫刻的なアプローチで考察する。彫刻という媒体がもつ男性的な文脈と不変性を解体する手法として、什器を含む組み立て式の彫刻を提示する。これは可変する風景のイメージを軽やかに具現し、その都度新たに構成できる彫刻の拡張性を示唆する。
1991年 韓国ソウル生まれ
2016 ソウル大学美術大学 彫塑科 卒業
2017 文部科学省国費外国人留学生 採用
2020 東京藝術大学大学院美術研究科 先端芸術表現専攻 修了
2020 東京藝術大学芸術情報センター 教育研究助手 就任
2022 (((((, / 駒込倉庫 -
古澤 龍/Ryu Furusawa
古澤 龍/Ryu Furusawa
映像、写真、絵画などのイメージメディアの定着プロセスを鑑賞環境の操作により暴き出す作品を制作。
2015年よりアーティストグループヨフとしても活動している。1984 年東京都生まれ。アーティスト。
東京芸術大学 大学院映像研究科博士後期課程映像メディア学在籍横川十帆パフォーマンス(2022年5月21日(土)15:00-15:20、2022年5月22日(日)15:00-15:20 )および、中山晃子パフォーマンス時(2022年5月28日(土) 15:00-18:00)は会場設備の都合上本作品の上映を停止いたします。あらかじめご了承ください。
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Nahee Kim
Nahee Kim
ソウルとニューヨークを拠点に活動しているメディアアーティスト、ウェブプログラマー。生政治(biopolitics)的な観点から社会的にコード化された人間のセクシュアリティーや生殖プロセスに関心を持ち、人間の性的欲求に関するコードを作成して、実験的なナラティブ映像を制作する。「cybersecurity4uterus」は「Whileaway」という仮想の時空を背景とする。Whileawayは大子宮(The Great Uterus)を中心とした中央集権的なネットワーク社会である。皆の生殖器官がハイパーリンクされているこの場所で、子宮と精子はそれぞれハブとパケットの機能を果たしながら通信インフラの主要リンクとして作動する。「cybersecurity4uterus」はWhileawayの構成員の自由に直結する生殖器官の保安に関する使用指針である。
1991年 韓国ソウル生まれ
アーティストコレクティブ「eobchae」メンバー
2019年 MassMOCAレジデンスプログラム(マサチューセッツ・アメリカ)
2021年 Scalability Project(オンライン) -
亀川研究室
音楽環境創造科 亀川研究室
【概要】
録音による音楽の聴取は、長年2台のスピーカやヘッドホンといった再生方式でおこなわれてきました。しかし日常われわれは、様々な方向からやってくる音に囲まれています。
本展示では、前後左右上下に設置された25台のスピーカを用いた立体音響再生によって、日常体験しているような音、さらに日常では体験できないような音による音楽の表現を試みました。
【出展予定作品】
○「夢のにほひ」
・概要: そこに漂うのは、いつか見た夢の薫り。さまざまな邦楽器によって構成される立体音響音楽作品。
・スタッフ:伊藤友紀(作曲)、間東優香(龍笛)、迎田優香(篠笛・能管)、名和鞠花(笙)、本山愛(締太鼓・小鼓・大鼓・鈴・鉦・拍子木)、宇山葵(箏)、藤重奈那子(17絃箏)
森永実季(音響)
○「Ambit Acoustics」
・概要:フィールドレコーディングによる録音に変調と加工を施し、音によって現れる空間とその境界の変化をテーマとした音響作品
・スタッフ:田中小太郎(作曲)、池田翔(音響)
○「雪わたり」
・概要:宮沢賢治「雪わたり」の物語を発話を元にした作曲とサウンドデザインによって描き出す音楽/音響作品。
・主なスタッフ:松吉菜々子(作曲)、池田翔(音響)、荒川千優/三枝響子(企画)、青田亜香里(朗読)、島多璃音(Pf )、小暮莉加/三好花奈(Vn)、永田菫(Va)、永田歌歩(Vc)、幸賀美奈(Fl)、柳沢勇太(Mar)
○「聴」
概要:〈聴〉は耳を澄ますという行為に焦点を当てた立体音響作品である。扉が開放された展示会場の中央に、マルチチャンネル再生システムが組まれ、そこで再生される。会場内にいる人々の足音や話し声、外からの車の音や自然音は遮られることなく、本作品の鑑賞者にも聴こえる。マルチチャンネルスピーカーから再生される音源と展示会場の環境音が混ざり合った時に、鑑賞者は何を聴き出すのか。積極的な聴取の可能性を模索する。
・スタッフ:藤垣美南(音響)
○「庭の一部」
・テーマは秋×喜。北原白秋の詩を元に制作したソプラノとアンサンブルのための楽曲
主なスタッフ:中村みちる(作曲/鍵盤ハーモニカ), 小川美羽(ソプラノ), 丸山怜子(ヴァイオリン), 倉田俊祐(チェロ), 北島友心(マリンバ), 安藤巴(パーカッション), 保坂朱音(セラミックインストゥルメント), 俵積田菜央(音響)
○「Kyrie Gloria」
・概要:現代における新しいミサ曲として作曲された楽曲。マルチチャンネル再生システム用にレコーディングした。合唱の豊かな響きとミサ曲らしい荘厳な和音に包まれる作品。
・主なスタッフ: 内田拓海(作曲), 平野 義愛(指揮), 合唱団葉桜(富田菜織・岡本なつみ・千住悠紀・本田めい・清水香織・石山夢乃・中村真子・水上珠奈・川村春貴・吉田啓修・二階堂充教・佐橋潤・和田拓実・平松直之), 徳永芽久(音響), 俵積田菜央(音響アシスタント)