芸術情報センターに所属する早川翔人(教育研究助手)が第2回羽倉賞にて奨励賞受賞を受賞致しました。


受賞日2018.11.15
第2回羽倉賞 奨励賞受賞

受賞者/ 早川翔人
作品名/ 9時集合で
作品概要/
ディスプレイの前に座った観客を、ある多数決の場に映像の出演者として巻き込む。観客は映像内の出演者に質問され、自分の意見を主張するため「手を挙げる」ことで、物語を演じ進めて行くことになる。質問内容は単純な二者択一であるが、後半になるにつれ、映像内の出演者しか把握していない内容について多数決の回答を求められる。観客は映像から内容を推測し、選択する必要が生じる。また、どの質問に対しても、観客以外の回答が全て五分五分になるようにした。そのため、観客が手を挙げた選択肢が必ず多数になり、あたかも自分が決定権を握っているかの感覚に陥る。これは、普段とは少し違う、でもありえたかもしれない自分を演じること以上に、実社会に向けての予行演習でもある。また展示空間では、作品の体験者の様子をさらに周りから眺める新しい観客を生む。ディスプレイの前で演じた結果に、自分の周りの観客が反応し、それに対して演じ方にさらに身が入る。作品と観客だけではなく、観客と観客の間を繋ぎ、その空間の相乗効果となる。

羽倉賞とは/
「羽倉賞」は、表技協の創設者であり、3D立体映像、ホログラフィ、VRなどの最先端表現技術の研究・普及に多大な功績を残された故羽倉弘之氏の功績を称え、表現技術の質を高め広く普及に貢献する目的で、2017年に表技協により創設されました。分野を問わず、最先端の表現技術を活用した作品および取り組みを通して社会に貢献した功績を表彰します。

関連URL/ http://soatassoc.org/hagura